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第5の柱 夜間頻尿の専門外来

夜間頻尿問答集

「夜間頻尿改善に向けての睡眠の自己管理」について何をすべきか?の質問

2018-10-21
高齢者では、ぐっすり寝る時間が少なくなり、睡眠が浅く中途覚醒し易くなります。それに伴い覚醒と同時に尿意も強くなり排尿意識も強くなり、排尿行動に至ります。そこで深い眠りを作る方法についてお話しします。そもそも、眠る時は手足が熱くなり、深い睡眠を得るために熱を放出しながら深部体温を下げる仕組みになっているのです。深部体温を下げることで脳と重要臓器を休ませて休養するために睡眠が必要なのです。深い睡眠の時には、熱の放散と同時に発汗などの水分の放出が起こり、必然的に尿の量は減ります。中途覚醒が起こらない分、夜間排尿回数が減ることになります。よって、深い睡眠を誘発することが大切です。
  高齢者は日常生活の活動が減少し、生活活動代謝が落ちていることが多いので、睡眠前には深部体温が下がっている場合が多く、冷えている時には手足の血管が収縮して熱の放出を防ごうとします。また、高齢者は皮膚血管の寒冷による収縮反射が鈍くなり、低体温になりやすいと言われています。深部体温が低めになっていると、手足からの熱の放散があまり起こらず、むしろ体内に熱を閉じ込める結果となり、深い睡眠が減る傾向となり、尿量も減らないことになります。よって、夜間多尿、夜間頻尿になり易く、中途覚醒も増えます。
  では、日常生活の中で何に注意すればいいのでしょうか?
  日頃の生活活動代謝を落とさないように、「しっかり食べてしっかり動き、ジーッとしてたりボーッとしている時間を減らす」ことです。筋肉量が落ちないように適度な筋トレをし、筋肉を動かして低酸素運動(歩行)をこなして代謝を増やし、深部体温を睡眠前に下げてしまわないように生活することです。深い睡眠が十分に得られる時は、前日が睡眠不足の時か、午後に十分な外出・運動をした時です。そんな時には、尿量も少なく夜間回数も少ないことは皆がよく経験することです。ぐっすり寝ている時は寝汗をかいています。
  高齢になると、この生理現象が得られにくくなるのです。
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