本文へ移動

亀頭包皮炎

亀頭包皮炎

当院では、大人では風俗産業に関連して溶連菌によるものが増加している。最近では、私的交際、夫婦間でもオーラルセックスが増え、感染が起きやすくなっている。これは、女性の口内細菌による感染であり、1〜数週間後に気づき、なかなか発赤、ビラン、潰瘍などが継続して治らないために受診する人が多い。
よくあるカブレによる亀頭包皮炎の中には、カンジダ感染を合併しているものもある。
糖尿病の人は、尿糖にさらされて雑菌の発育が良く、感染にも弱いために慢性化しやすい。

包茎の人は恥后が原因となることも多い。不潔な自慰行為でも発生しうる。特殊なケースとして、包皮下に硬いシコリを触れて何かと思えば脱転してみると結石状になった恥垢であったこともある。真性包茎でもないのに脱転して清掃することもなく何年も経てばそのようになる。
 
幼児や小児には、恥垢が化膿して陰茎皮膚まで発赤腫脹して気づくことも多い(真性包茎、恥后が原因)。
写真は全て亀頭包皮炎です。
上段(左は一般的な亀頭包皮炎、右は潰瘍を伴う亀頭包皮炎)
下段(左は感染性の潰瘍を伴う亀頭包皮炎、右は慢性の亀頭包皮炎で亀裂を伴っている)
亀頭包皮炎は普通は発赤、ビランですが、炎症が強くて化膿汁の合併を伴うこともある。化膿とともに潰瘍が現れることもある。ビラン程度では治療1週間で改善ことが多いが、潰瘍が合併すると皮膚欠損の回復までに数週間かかることもある。
 
慢性化すると、包茎ないしは仮性包茎で脱転していると先端部分に縦に亀裂が入ってしまいます。
仮性の脱転で最初に起きるのは輪状の亀裂です。炎症が長引くと包皮の弾力性が失われていきます。
炎症が起こらなくても疲労性皮膚炎で裂けやすくなることもあります。

当院を受診した亀頭包皮炎の症例 49例(2019年7月の治療症例)について。

2019年7月の当院における亀頭包皮炎で受診した症例は49例であり、年代別分類、罹患状況の分類、糖尿病との関連性について統計的に見てみました。今まで見過ごしがちであった背景について検討していきます。

統計的に見ますと、20代、30代、40代が多く、高齢者にも少なからず見られます。亀頭包皮炎の多くは急性の炎症性発赤、ビランが大半ですが、潰瘍形成は4例にみられました。急性炎症はすぐに改善しますが、潰瘍の場合は少し長引きます。慢性的な包皮炎としては仮性包茎の包皮の輪状、横断亀裂(疲労性皮膚炎)や、糖尿病による慢性炎症、肥厚、縦状亀裂(上の写真、下段右側参照)がみられます。これらの亀裂は合わせて2割弱に見られました。急性炎症ほどではありませんが、一旦はすぐに治ります。しかし、原因に対応できてないと徐々に再発します。小児にも見られますが、慢性炎症が続けば包皮萎縮による真性包茎になってしまうこともあります。

糖尿病性亀頭包皮炎の調査(2019年7月の1ヶ月間)

亀頭、包皮が糖尿にさらされ続けると、特に仮性包茎、真性包茎の場合は亀頭包皮炎が起こりやすくなります。
亀頭包皮炎は慢性化しやすく、肥厚したり縦状の亀裂が入りやすくなります。包皮を脱転した時に緊張のかかりやすい場所に亀裂が入ったり、肥厚して脱転できなくなってしまいます<上の亀頭包皮炎の写真の下段右>。そして亀頭包皮炎はなかなか治りません。<図>は糖尿病性亀頭包皮炎の、当院7月治療患者の統計分類を示しています。一月に6例は多いと思います。今後、長期にわたる観察をしていきたいと思います。
 
 
 
 
 
 
【現在の診療状況表示
医療法人 慶水会
都田泌尿器科医院
〒567-0828
大阪府茨木市
舟木町5-14YNビル2F
072-632-0111
072-632-0150
TOPへ戻る