マダニ感染症の経験がありました。
2022-06-11
野山に入り活動した男性で、下肢に噛まれた後が残っていた高齢男性です。亀頭部に直径2〜3ミリ程度の丸い構造物が付着しており、鑷子で慎重に摘みだし鏡顕すると手脚を含んだ虫体が確認できました。刺された周囲は膨隆しており、マダニ感染と診断し、皮膚科受診を勧めました。
足元から侵入し、亀頭部に辿り着いたマダニくんはふっくらと血を吸い上げ、肌色の硬い虫体になっていました。春先は特に手足の露出には気をつけることを思い知りました。
ウイルスやリケッチアなどを保有しているマダニに咬まれることで重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などの病気に感染する可能があると言われています。
亀頭部は疥癬(ヒゼンダニ)にも侵されやすいので、虫刺されの所見があればすぐにこれらを疑うことにします。
足元から侵入し、亀頭部に辿り着いたマダニくんはふっくらと血を吸い上げ、肌色の硬い虫体になっていました。春先は特に手足の露出には気をつけることを思い知りました。
ウイルスやリケッチアなどを保有しているマダニに咬まれることで重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などの病気に感染する可能があると言われています。
亀頭部は疥癬(ヒゼンダニ)にも侵されやすいので、虫刺されの所見があればすぐにこれらを疑うことにします。