亀頭包皮炎 裂傷も専門的にみています。 夜間頻尿の目標達成シート|夜間頻尿の正体 探求本
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人口ピラミッド(2022年10月現在の人口統計、総務省統計局より)でわかるピンピンコロリの老化対策

2023-09-20
注目
人口ピラミッドによる後期高齢者、特に80歳からの推移と辿る道。そしてピンピンコロリの老化対策
人口ピラミッドからみるピンピンコロリの対策を考える
 2025年問題とは戦後のベビーブーム世代、団塊の世代(1947年〜1949年生まれ)が後期高齢者になり社会問題となることが心配されています。80歳以上が人口に占める割合が1割にのぼると言われ、当院でも前立腺肥大症を中心とする排尿障害世代も2023年現在、年齢の中央値が81〜83歳となり、多くの通院患者がいます。この通院者達の年齢分布については「夜間頻尿の正体」にも記載しています。ほとんどが元気に自立生活をしている人たちです。我が国の人口ピラミッドをみると、男性の80歳は約65万人、85歳は約40万人、90歳は約17万人、95歳は約4.6万人、100歳は約3000人と推定できます。これをみて単純に考えると、85歳を超えると急速に人口が減少し、90を超えると減衰曲線をたどります。元気で自立生活をしている人はさらに減少していることは明らかです。当院への元気な通院者の目標として、85歳を超えた人にはとりあえず自立生活を送れる元気な90歳を目指すように激励しています。90歳を超えた人には95歳を目指すように。自立生活ができなければ家族や社会に依存し、場合によっては施設入所となります。いつお迎えが来るかは誰もわかりません。ピンピンコロリで人の世話にならずあの世にいきたいのはやまやまです。元気でいながらコロリと逝くには日々元気で待つしかないのでしょう? 意欲、目的をなくしたままに衰弱していくと、病魔の悪化や自立生活ができなくなり、闘病や入所の介護生活が長引いてピンコロとはいきません。診察室から見た高齢者のたどる道については今回出版の拙著「夜間頻尿の正体」でも述べています。

すなわち、筋肉を使って代謝を上げることが体温調節には必要であり、動くことによって食欲もわき、意欲もでてくるのです。夜間頻尿を健康のバロメーターとして日々の暮らしを立て直すしかないのです。前向きに暮らし、自立生活に力尽きた時がピンコロと介護生活のわかれ目の時期なのかもしれません。高齢者の受ける介護生活援助は平均約10年と言われてますが、ピンコロを目指せばもっと短縮はできるのではないでしょうか?


 人口ピラミッドをみると、若い世代の人口は少なく、日本社会も先が思いやられるのは確かです。矛盾することを考えながら、前に進むしかありません! 高齢者のたどらなければならない道、現実も考えておかねばならない問題点なのです。

 なお、70〜75歳の人の就労率は約30%というアナウンスが、敬老の日のニュースでありました。当院でも自営、勤め、農業などで就労する高齢者も結構見かけますが、生活に目標、意欲があり、生活のリズムがあるために、代謝の上がっており、夜間頻尿も少なく健康的な高齢者を多く見かけます。だから、仕事のない人も、できるだけ動的なルーチンワーク(日課)を持ち続け、代謝を上げるような生活を続けるように勧めています。それが実行されているかどうかは夜間頻尿の状態を聞けば、手に取るようにわかります。それを掘り下げたのが「夜間頻尿の正体」で、夜間頻尿と代謝、老化による生体機能の劣化、代謝、睡眠の関係を中心に、詳細に検討しています。そして代謝を上げる日常生活の要点についても述べています。
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