先週は前立腺癌をPSAの傾向、触診、TRUS(経直腸超音波検査)、MRIで確信して紹介した患者さんが5名！

進行期が2名。珍しいことでした。そうそう、超高齢の方が家族と相談し、生検をせずにホルモン治療に入った人もいました。MRIで明らかに癌と推定できる人です。

　いずれにせよ、前立腺生検を紹介しても混んでいて愚痴をこぼしにくる人もいます。超高齢化が進んで社会全体で増えているのでしょうか？

　2年前から前立腺生検を他院へ依頼しています。高度に発達した前立腺生検には、外来生検が見劣りが否めません。ターゲット生検が中心になり、リスクを考えると遠のいてしまいました。累計で500例はしましたが、1例だけキシロカインショックで血圧低下して緊急入院したことがありました。その方は、その後ホルモン治療にて管理し健在でしたが、施設入居されて手が離れました。

　前立腺早期癌のホルモン治療は長年続けるうちに超高齢なり、通院できず入居していかれる方が本当に多いです。人によっては、ホルモン治療だけで20年近くも管理できている人もいます。人それぞれです。早期に見つけることが大切です。前立腺癌のホルモン治療の成績については、以前の成績を書き込んでいます。参考にしてください。