院長のご挨拶
泌尿器科単独開業は難しいと言われていましたが、27年も経った令和元年の今、安定の域に達したと思います。
開業を決意した理由として、一つは出身大学で教えてもらった超音波検査の技術を使用して診療が広がりやすくなってきたこと、次に京都で華々しく開業され教えていただいた某先生の小型化でやっていけば何とかなるという思いがありました。
開業当初は落下傘開業のため四苦八苦でしたが、15年目頃から診療が安定し、医院が今日に至りました。これは茨木市医師会等各方面の方々のおかげであり、患者さんや職員に育てられた結果だと感謝しております。
またこの四半世紀の泌尿器科領域では、前立腺がんPSA健診、地域の高齢化、インターネット情報、泌尿器科新薬の数々などで追い風を受け、高齢化による需要も増え、それに応えられるようになったことです。
初期には泌尿器外科的に努力していたのですが忙しくなった後半からは、泌尿器科治療の発展に乗って内科的泌尿器科治療がほとんどとなり、現在に至っています。
開業当初よりは泌尿器科開業医の置かれた環境にも隔世の感があり、私としてもフリーランスとして自立した開業医生活が送れるようになり、地域の関係各位に感謝です。
今更とは思いましたが、当院で蓄積してきた、これまでの実績データと現状について示し、医院としての方針を明らかにすることを決意し、 ホームページをリニューアルしました。
当院概要
会社名 |
医療法人 慶水会 都田泌尿器科医院 |
所在地 |
〒567-0828 大阪府茨木市舟木町5-14YNビル2F |
電話番号 | |
FAX番号 | |
代表者 | 理事長 都田 慶一 |
設立年月日 | 平成4年7月 |
成長の記録
この専門開業形態は、泌尿器科疾患が少ない上に、簡単な病気はすぐ治る、がんなど重病症例は紹介するため、なかなか増患できないで苦労しました。また、この分野は医学管理料が低く特定疾患指導料が少ないのが特徴です。
診療面では、開業当初から見ると超音波検査が発達したため、レントゲン造影検査はほとんどなくなりました。また、膀胱鏡もファイバーとなり簡単にそれほど苦痛なく実施できるようになっています。泌尿器科開業は検査能力も上がり、CT、MRIの外注でき、診断力が幅広く正確になりました。
当院は無我夢中の中で開業し、今日までにいろいろな院内院外の苦労を一通り経験しました。それを乗り越え、医療界の変化の追い風もあって独立独歩でありながら今日までに順調に来れたことに感謝しています。10年前から男性排尿障害に特化する傾向が進み、患者数は頭打ちですが、対面診療では1時間10人が限界です。待ち時間も2時間を超えることもあって長くなり処方間隔も長くなると自然に来院者数も決まってきます。質のよい的確な診療を体力が続く限り続けていくつもりです。当院は老後生活の「健康ステーション」の役割を果たしていきたいと考えています。
当院の理念
1) 泌尿器科領域の診療を通じて地域医療に貢献します。
2) 排尿障害、夜間頻尿の改善に向けて生活指導にも積極的に取り組み、生活の質の向上に努力します。
3)「健康管理の情報の窓口」として日々新しい知識を取り入れ、院長並びに職員一同研鑽し、フィードバックに努めます。
当院は患者さんの日常に合わせて排尿の生活指導に関わり、薬剤処方の効果を最大限に引き出したいと思います。患者さんが尿量と睡眠の自己管理で排尿が安定 するように指導し、これを拡大して退役後の生活を再構築、再確認できる「健康ステーション」を目指して情報発信をし、地域貢献していきます。
通院患者さんの声で、長期に通院している理由として、「治療以外になんでも相談できるから」と他の人に話していると言ってくれています。そんな声に後押しされて日々励んでいます。
当院は、患者さん、医院・職員・関係する方々、泌尿器科地域医療機関としての三位一体の発展を目指しています。