新刊『夜間頻尿の正体〈改訂版〉』8月下旬 発売決定! 目次とサンプル「前書き」公開中!
2025-06-30
オススメNEW
サンプルとして前書きを公開❗️
多くの読者にご支持いただいた前作『夜間頻尿の正体』が、よりわかりやすく、より実践的に生まれ変わります。
夜間頻尿の改善をめざし、診察室での実例や生活指導のコツを会話形式で紹介した応用編として、日常生活にすぐに活かせる内容に仕上げました。
改訂版の出版に先がけて、前書き全文と目次を特別公開いたします。
夜間頻尿に悩む方やそのご家族、医療関係者の皆さまにもお役立ていただければ幸いです。
改訂版の『前書き』
泌尿器科の外来診療に携わり、気づけば40年近くが経ちました。この間、数多くの患者さんと向き合う中で、多くの学びを得ることができました。特に「夜間頻尿」という症状については、私自身が年齢を重ねる中で、その重要性をより深く実感するようになりました。個人差はあると思いますが、多くの場合、悩みの種となっています。
高齢になると、生体機能の低下は避けられませんが、薬や生活習慣の工夫によって不調を改善することは可能です。この考えをもとに、私は『夜間頻尿の正体』という本を執筆し、これまでの診療経験や考察をまとめるとともに、夜間頻尿の要因を俯瞰的に理解するための「夜間頻尿マンダラチャート」を紹介しました。この本は多くの方に手に取っていただきましたが、一部の読者からは「内容がやや難しい」という声もいただきました。そこで、わかりやすく、日常に活かしていただける、患者さんにもお勧めできる本を目指し、今回改訂版を出版することにしました。
前作の考え方をもとに診療を実践し、咀嚼する中で、患者さんからさまざまな質問や要望に対応してきました。その経験を活かし、今回は診察室でのやり取りや生活指導の具体例を『会話形式でわかりやすく表現』してみました。前作を「基礎編」と位置づけ、今回は「応用編」として、より親しみやすく実践的な内容を目指しました。特に当院では、夜間の排尿回数を月平均1.5回以内に抑えることを目標に、患者さん一人ひとりの生活状況に合わせた指導を行っています。本書ではその指導方法を具体的に示し、疾患治療だけでなく、生活習慣の改善にも役立つ情報を盛り込みました。加えて、『我々の日常活動や睡眠の状況は、その日その時の尿の色でおおよそですが推測できることを解説』しています。。また、「夜間頻尿の正体」に関する2つの仮説などについても再考察し、読者にわかりやすく身近なものとしてお伝えすることを心がけました。
さらに本書では、老化と夜間頻尿の関係性、そして高齢者が健康を維持するための『長生きのコツ』についても触れています。高齢化が進む現代社会において、夜間頻尿は多くの人が直面する課題です。本書を通じてその改善方法を学び、快適な日常生活の実現に少しでもお役立ていただければ幸いです。
高齢になると、生体機能の低下は避けられませんが、薬や生活習慣の工夫によって不調を改善することは可能です。この考えをもとに、私は『夜間頻尿の正体』という本を執筆し、これまでの診療経験や考察をまとめるとともに、夜間頻尿の要因を俯瞰的に理解するための「夜間頻尿マンダラチャート」を紹介しました。この本は多くの方に手に取っていただきましたが、一部の読者からは「内容がやや難しい」という声もいただきました。そこで、わかりやすく、日常に活かしていただける、患者さんにもお勧めできる本を目指し、今回改訂版を出版することにしました。
前作の考え方をもとに診療を実践し、咀嚼する中で、患者さんからさまざまな質問や要望に対応してきました。その経験を活かし、今回は診察室でのやり取りや生活指導の具体例を『会話形式でわかりやすく表現』してみました。前作を「基礎編」と位置づけ、今回は「応用編」として、より親しみやすく実践的な内容を目指しました。特に当院では、夜間の排尿回数を月平均1.5回以内に抑えることを目標に、患者さん一人ひとりの生活状況に合わせた指導を行っています。本書ではその指導方法を具体的に示し、疾患治療だけでなく、生活習慣の改善にも役立つ情報を盛り込みました。加えて、『我々の日常活動や睡眠の状況は、その日その時の尿の色でおおよそですが推測できることを解説』しています。。また、「夜間頻尿の正体」に関する2つの仮説などについても再考察し、読者にわかりやすく身近なものとしてお伝えすることを心がけました。
さらに本書では、老化と夜間頻尿の関係性、そして高齢者が健康を維持するための『長生きのコツ』についても触れています。高齢化が進む現代社会において、夜間頻尿は多くの人が直面する課題です。本書を通じてその改善方法を学び、快適な日常生活の実現に少しでもお役立ていただければ幸いです。
目次 (改訂版)
まえがき
第一章 対策するための第一歩! まずは夜間頻尿の実態を知ろう
1.年代別に見る夜間頻尿の実態
2.通院患者の夜間頻尿統計からわかること
(当院における2019年7月の男性LUTS(下部尿路症状)治療症例の夜間排尿回数と年齢分布、そして現状。)
3.夜間頻尿を多角的に捉えるマンダラシート
第二章 改善へ向けた当院の診断・診察の進め方
1.排尿障害の診断の進め方:実例紹介
2.診断プロセスの詳細解説
3.夜間頻尿記録用紙の活用法
第三章 患者さんとの会話から学ぶ、夜間頻尿の正体
(年齢・季節・生活習慣からみた健康管理)
1. 睡眠と深部体温のリズムが導く夜間頻尿のメカニズム
第一章 対策するための第一歩! まずは夜間頻尿の実態を知ろう
1.年代別に見る夜間頻尿の実態
2.通院患者の夜間頻尿統計からわかること
(当院における2019年7月の男性LUTS(下部尿路症状)治療症例の夜間排尿回数と年齢分布、そして現状。)
3.夜間頻尿を多角的に捉えるマンダラシート
第二章 改善へ向けた当院の診断・診察の進め方
1.排尿障害の診断の進め方:実例紹介
2.診断プロセスの詳細解説
3.夜間頻尿記録用紙の活用法
第三章 患者さんとの会話から学ぶ、夜間頻尿の正体
(年齢・季節・生活習慣からみた健康管理)
1. 睡眠と深部体温のリズムが導く夜間頻尿のメカニズム
(細目紹介)
1)【資料】睡眠パターンに関する若年者と高齢者の比較
2)【資料】深部体温の日内変動に関する若年者と高齢者の比較
3)【資料】深部体温と睡眠パターンの比較、発汗・呼気と尿量の関係(第一の仮説)
4)【Q&A】生体機能について、高齢者と若年者とでは何が違いますか?
5)【Q&A】日常での活動量は中途覚醒とどう関係していますか?
6)【Q&A】睡眠パターン、深い睡眠について教えてください。
2. 季節がもたらす夜間頻尿の変動とその対策
2)【資料】深部体温の日内変動に関する若年者と高齢者の比較
3)【資料】深部体温と睡眠パターンの比較、発汗・呼気と尿量の関係(第一の仮説)
4)【Q&A】生体機能について、高齢者と若年者とでは何が違いますか?
5)【Q&A】日常での活動量は中途覚醒とどう関係していますか?
6)【Q&A】睡眠パターン、深い睡眠について教えてください。
2. 季節がもたらす夜間頻尿の変動とその対策
(細目紹介)
1)【資料】体の温度勾配と季節による変化
2)【診察室】夏場、冬場の過ごし方
3)【診察室】夜間頻尿が不安定で回数が増えることがある
4) 【診察室】入眠前に冷えすぎた時の対処法について
5)【Q&A】泌尿器科で排尿障害が最も減る時期は、どのような時期ですか?
3. 体内メカニズム(尿の作られ方)から読み解く夜間頻尿と健康管理
2)【診察室】夏場、冬場の過ごし方
3)【診察室】夜間頻尿が不安定で回数が増えることがある
4) 【診察室】入眠前に冷えすぎた時の対処法について
5)【Q&A】泌尿器科で排尿障害が最も減る時期は、どのような時期ですか?
3. 体内メカニズム(尿の作られ方)から読み解く夜間頻尿と健康管理
(細目紹介)
1)【資料】血漿浸透圧、抗利尿ホルモンの関係
2)【資料】若年者と高齢者における深部体温と血漿浸透圧の仮想図
3)【資料】血漿浸透圧と深部体温を日常診療データから推測・活用する
4)【資料】尿の色と比重の関係性を利用した生活改善の進め方
5)【資料】安静時と運動時における適応メカニズムと高齢者のセルフケア
6)【Q&A】体の仕組みを、電気ポットに例える意味を説明してください。
7)【診察室】朝方頻尿になるので困っています。どうしてですか?
8)【診察室】尿の色が濃いのですが、大丈夫でしょうか?
9)【診察室】『夜間頻尿の正体』を3回読みましたが、夜間頻尿がもう一つ改善しません。
10)【診察室】睡眠時間7時間で夜に4〜5回トイレに行き、尿量は多いです。
11)【診察室】夜間頻尿で1回の尿量が多く、3〜4回もトイレに行きます。
12)【診察室】夜間多尿に関してもう一つ、興味深い話があります。
4.診察室から始める夜間頻尿の実際と生活改善ガイド
2)【資料】若年者と高齢者における深部体温と血漿浸透圧の仮想図
3)【資料】血漿浸透圧と深部体温を日常診療データから推測・活用する
4)【資料】尿の色と比重の関係性を利用した生活改善の進め方
5)【資料】安静時と運動時における適応メカニズムと高齢者のセルフケア
6)【Q&A】体の仕組みを、電気ポットに例える意味を説明してください。
7)【診察室】朝方頻尿になるので困っています。どうしてですか?
8)【診察室】尿の色が濃いのですが、大丈夫でしょうか?
9)【診察室】『夜間頻尿の正体』を3回読みましたが、夜間頻尿がもう一つ改善しません。
10)【診察室】睡眠時間7時間で夜に4〜5回トイレに行き、尿量は多いです。
11)【診察室】夜間頻尿で1回の尿量が多く、3〜4回もトイレに行きます。
12)【診察室】夜間多尿に関してもう一つ、興味深い話があります。
4.診察室から始める夜間頻尿の実際と生活改善ガイド
(細目の紹介)
1)【診察室】夜間排尿回数の記録用紙を1ヶ月分つけてみました。
2)【診察室】日中の活動量が少ない時、どうしたら良いでしょうか?
2)【診察室】日中の活動量が少ない時、どうしたら良いでしょうか?
入浴について。
3)【診察室】活動量を上げても、夜間排尿回数は平均2回のままで改善しません。
4)【診察室】寒い朝ですが、歩き回ったのに尿の色が薄くて心配です。
5)【診察室】夜中に一度も起きなくなりました。
3)【診察室】活動量を上げても、夜間排尿回数は平均2回のままで改善しません。
4)【診察室】寒い朝ですが、歩き回ったのに尿の色が薄くて心配です。
5)【診察室】夜中に一度も起きなくなりました。
(夜間排尿回数)の記録用紙を見てください
6)【診察室】夜間3回が2回より多い状態で、思うように改善しません。
7)【診察室】夜中に目が覚めてトイレに行きます。回数を減らす方法はありますか?
5. 夜間頻尿から考える健康長寿の秘訣(長生きのコツ)
6)【診察室】夜間3回が2回より多い状態で、思うように改善しません。
7)【診察室】夜中に目が覚めてトイレに行きます。回数を減らす方法はありますか?
5. 夜間頻尿から考える健康長寿の秘訣(長生きのコツ)
(細目の紹介)
1)【Q&A】夜間頻尿を改善するルーチンワークはどんなものがありますか?
2)【Q&A】日中の活動量を増やし、冷えない体を作る生活について
3)【診察室】家内の調子が悪くて介護中心の生活ですが、、、。
4)【Q&A】老衰と夜間頻尿の関係はどうですか?
5)【診察室】先生の考える長生きのコツというものはありますか?
6)【診察室】夜間頻尿について、こんな生活指導はあまり聞いたことがないんですけど?
あとがき
2)【Q&A】日中の活動量を増やし、冷えない体を作る生活について
3)【診察室】家内の調子が悪くて介護中心の生活ですが、、、。
4)【Q&A】老衰と夜間頻尿の関係はどうですか?
5)【診察室】先生の考える長生きのコツというものはありますか?
6)【診察室】夜間頻尿について、こんな生活指導はあまり聞いたことがないんですけど?
あとがき
補足 : この前書きは、書籍『夜間頻尿の正体【改訂版】』(著:都田慶一)の出版に先立ち、著者本人の許諾のもと掲載しています。