当院での尿路がんの興味深い臨床経験
真赤な血尿で受診した症例 75歳男性
2018-11-20
以前には無かった真赤なな血尿に気付いて、結石を疑われて他院より紹介された患者さん。超音波検査では左腎に部分的な腎杯拡張を認めたが、余りにも濃い血尿であったためにファイバースコープで膀胱内を観察した。もちろん膀胱洗浄して血尿を除去した後で見ると膀胱内は正常。左の尿管口から血液尿が噴き出していた。きつい血尿でも腎出血が時々みられる。今後の上部尿路の精査で診断がつくと思われる。止血剤の点滴で血尿は改善したため、帰宅した。このような症例が時々あるのはやり甲斐があって気力が湧きます。